こんにちは。
岡野智子です。
さて、今日はちょっと
私の中では久々に書くテーマの記事になります。
それはなぜかというと、
一人のお母さんから「小学生のローマ字」
について、ご質問をいただいたからです。
私は、実は2021年3月31日まで子ども英語講師。
2006年4月から15年間、子ども英語教室を運営し、
延べ5000人以上の子ども達と接し、
その中で、保護者の方、主に
お母さん達からもご相談を受けることがありました。
最近いただいたご質問も
「岡野さん、もともと子ども英語の先生なので」
という理由からだったので、
「もしかしたら、子どもと英語、子どもとローマ字」
など、そういった分野で、
私のこれまでの経験が何かあなたの子育て、
「お子さんの勉強」というところで
お役に立てるかもしれないと思って、この記事を書いています。
お子さんのローマ字、見ていてこんな風に感じることってありませんか?
- 「ローマ字の練習、タブレット端末に打ち込む宿題出てるけど、直接打ち込んで混乱しないのかな?」
- 「ローマ字表を見ながら打ち込んでるけど、これって覚えていけるのかな?」
- 「日記をローマ字で打ち込んで出す宿題が学校から出てるけど、日記をローマ字で書くって、難しいんじゃ。一旦何か別のものに書いて打ち込んだほうがいいんじゃ?って思ってモヤモヤする。」
こんな風に、ローマ字の練習を見ていて
感じられることがいる方、
どれくらいいらっしゃるでしょうか?
実は、この中で一番クリアするべき問題は
「ローマ字表を見ながら打ち込んでるけど、これって覚えていけるのかな?」
っていうところです。
で、ここでこの問題を解決するのに、大事なことがあります。
それが何か?っていうと、
「振り返る」
ことなんです。
そして、「振り返る」中でも重要なこと。
それは
「子どものスタートを振り返る」。
つまりどういうことか?というと、
「良いリアクションを返す」
ってことなんです。
「良いリアクションを返す」ことができるようになると、
「ローマ字表を見ながら打ってるけど覚えていけるのかな?」
っていうのは、
「気づいたらめっちゃ使えるようになってる!」
ってなりますし。
「ローマ字の練習、タブレット端末に打ち込む宿題出てるけど、直接打ち込んで混乱しないのかな?」
ってのは、
「これはこれでできるようになっててOK!」
ってなりますし。
「日記をローマ字で書くのは難しいんじゃ。」
っていうのが
「あーこんなにできるようになって日記書けるようになってる!!」
ってなります。
実際私が、幼稚園年中さん~を指導してきていて学んだこと。
幼稚園児にしろ、小学1年生にしろ、小学2年生にしろ、
英語教室に来始めた頃って、
大概の子はアルファベットの文字が書けないんです。
アルファベットには、そもそも
日本語にない形があるので、
どこから書き始めたらいいのか分からない。
でも、そんな、
「まず一歩」が踏み出せない子も、
1年経つと、単語を書けるようになっているんですよ。
さらには読めるようにもなるんです。
これはなぜか?というと
「前よりできたことを増やしていった」
から。
最初からアルファベット26文字をやらずに、
自分の名前に入っているアルファベットや、
大文字の「I」「O」というような
線や丸だけで書けるものを1つ、
もしくは2つからスタートして、
「できた!」になっていったから。
それから次の文字や
取り組む文字の数を増やしたから、なんです。
そして「できた!」のサインで花丸つけたり、
「できたね!」スタンプを押すことで、
子ども達の「できた」を一緒に体感していったからです。
そうすると、
上に書いたような変化が
起きていくんです。
良い変化を起こすために。
大事な3つのポイントがあるのですが、
お伝えしてもいいですか?
その3つのポイントとは。
①見る
②共有する
③記録する
です。
①見る
これは
「子どもの様子」
「できていないところ」
「できているところ」
を見ていきます。
子どもの様子を
「楽しそうかな?」
「飽きてないかな?」
って見てみる。
観察する、に近いですね。
そして、子ども達が
「何ができていないのか」
「なぜできなくなっているのか」
現状を見る。これは、現状把握のためです。
そこが見えたら
「前にできなかった何ができるようになったか」
「今の時点でできていることは何か」
を見る。
②共有する
これは、
「子どものできた!に対して、あなたが感じた気持ち」
「変化していく過程」
「子どものどうしたらいい?」
を共有する。
「子どものできた!に対してあなたが感じた気持ち」
を共有するってのは。
「これ、できるようになったんやねー」
「おぉ!ここまで来たねー」
って感じで。
褒めたりしなくても、
「あなたのできたことに対して私は今こう感じてるよ」
っていうのを共有する。
「変化していく過程」
を共有するっていうのは。
例えば、ローマ字の一覧とか
もう書けるようになったもの、
見ずにできるようになったものは丸で囲っていくとか。
「前より変わってるよ」
ってのを共有する。
さらには、
「子どものどうしたらいい?」
も共有する。
つまりは、子どもが
「困ってる」
「やり方が分からない」
を
「なるほどね、ここで進まなくなってるんやね」
って共有する。
その子その子に合った解決策は違うので、
「その子のどうしたらいい?」
を共有する。
③記録する
記録するってのは
「子どもの取り組み」
「あなたが感じたこと」
「子どもの行動の変化」
です。
「子どもの取り組み」というのは、
どんな風に、どれくらいの時間、
そのことに取り組んでいたのか。
そして、子どもの取り組みを見て、
「あなたはどう感じたのか」
を記録する。
さらには、
「子どもの行動の変化があったかなかったか」
を記録する。
できなかったことを受け、
親子でどんなことを共有したら、
どう変化したのか、
もしくは、
変化がなかったのか。
それも記録しておくんです。
これら3つのポイントを
押さえていただけると。
「ローマ字表を見ながら打ち込んでるけど これって覚えていけるのかな?」
って問題は、確実に解決されていきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
気になる方は、詳細をご覧いただくと
いいかも知れないです。
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こういった、子ども英語講師の
経験も織り交ぜがら、
親子の関わり、家族時間を
ニコニコにするヒントを
3月9日(木)にお伝えしますね。
それが
「じかんおやこナビゲーター養成講座」
(午前10時~13時)
です。
初回なので、定員は2名とさせていただきます。
ゆっくりじっくり関わっていきたいので。